★汚い光景
私のいままで見た光景の中でもっとも汚いものを紹介しましょう。食事中の方は読まないでくださいね。カラチの近くにインダス川が流れています。私は製油所に仕事があり通過する機会があったのです。2kmくらい接近すると悪臭がたちこめていました。道路の脇の排水溝の水も黒く腐って悪臭を放っているのですが、その悪臭とは違います。インダス川の見えるところにでると、そこの広い川岸全部が生ごみの廃棄場となっていたのでした。上流から下流まで途方もなく巨大なごみ捨て場なのです。絶句。
★黒い塊
友人でもありC/Pでもあるアザム氏とカラチに出張しました。カラチは人口500万人以上(正確な人口は誰も知らないでしょう。)のパキスタンで一番大きな国際都市です。アザム氏と昼食をとろうとレストランを探しにカラチの街を歩いている時のことです。
通りは人々でごったがえしています。カラチもラワルピンディと同じく、街路には自動車だけでなく馬車を見かけます。高層ビルと馬車の対比は面白いのですが、生き物ですからどうしても臭いがありますね。レストランのありそうな路地を歩いていると、30mくらいの距離だったでしょうか、人々の隙間をぬって黒い塊が見えました。レストランのような建物のように見えました。
近づいてみると、なんとその黒い物体が突然ピンク色に変化したのです。鶏肉にくっついていたハエが一斉に飛び去ったのでした。さすがにアザム氏もそのレストランに入ろうとはしませんでした。