日本国の首相、参議院選挙で歴史的な惨敗を喫していながら、その責任は取らない上に、国民は、「美しい国、戦後レジームからの脱却を支持している」と発言できる神経が不思議でならない。
一回でも国民の審判を受けたことがあるならまだしも、前首相の後釜になっただけで、国政選挙は今回が初めてのはず。
国民の代表者といえば国会議員という論理なのだろうが、自分の党の議員の意見ばかり聞いていたのでは、判断が間違うというもの。それにしても、直接国民の声を聞くことのできる選挙結果を得て、それを無視していられるというのはどういう神経なのだろう。
どうやら、日本という国はとんでもない人物を首相に持っているようだ。
(追伸)
この疑問、当然ながら、私だけじゃないようで、首相との記者会見で質問になったそうです。
三十日の記者会見では安倍首相の「政策の基本路線について国民の理解を得られた」という発言に「その根拠は何か」という質問が飛びました。答えは「演説の聴衆の反応で分かった」。首相一人の肌感覚でした。
取り巻きの反応を見て国民の意思と感じたというのだから、お粗末。